第8回 未来挑戦型企業クローズアップ

未来挑戦型企業クローズアップ第8回目のゲストは、塗料を中心とした化学製品の製造・販売を中心に、日本のものづくりを支えてきた小柳商事株式会社の小柳英樹取締役社長です。本インタビューでは、塗料が持つ様々な可能性を中心として、社員を大切にする社風、地域貢献活動、そしてご自身の経験を踏まえた若者に対する激励のメッセージなど、多岐に渡りお話しいただきました。
 
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取締役社長 小柳 英樹 氏
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小柳商事株式会社はこんな会社です
小柳商事は、塗料を中心に塗装機器や設備の販売、コンサルティングを行っています。小柳商事の塗料は、自動車、建機、電気、工作機械、アミューズメント関連業界と広範囲に用いられており、日本の産業を支えています。さらには、環境問題に対応した新たな機能を持つ塗料の開発や提案など、顧客の様々なニーズに応える事業を展開しています。
【創 業】 1951年(昭和26年)7月
【設 立】 1958年(昭和33年)1月
【従業員】 60名
【本 社】 東京都大田区蒲田
【業務内容】(営業品目)
 塗料全般、工業用薬品、接着剤、各種溶剤、塗装設備・機器、空調機械設備、
 環境対策設備、建築物塗装工事、住宅リフォーム各種工事
【ウェブサイト】http://www.koyanagishoji.co.jp/

 
〇企業理念
  
御社が大切にされている理念について教えてください。
 当社の理念は3つあります。
 第一に、「社員及びその家族が、健全で幸福な生活を享受できること」。
私たちは、この目的のために集まり、会社を組織して活動しているのです。
 第二に、「仕事を通じて自己の能力開発と共に自己実現を図ること」。
営業の仕事であれば、お客様にとって分かりやすく、納得いただける提案をすることがひとつの理想です。そのためにPCを駆使してプレゼンテーション能力を高める工夫をするのも、理想に近づくという意味ではひとつの自己実現です。
 「自己実現」というと、学生さんは趣味やスポーツの世界を想像するかもしれませんが、自己実現は仕事を通じてこそ追求できると思います。なぜなら仕事の場は、公正な評価を得られる場だからです。
 例えば、学生時代では、1人の担任の先生が1年程度の限られた時間の中で生徒を評価します。しかし、会社では上司や同僚、そして後輩などあらゆる年代の人がいます。また、会社の外ではお客様や仕入関係の方などと接します。こうした様々な人達と、長ければ何十年もおつきあいする中で、その人の評価が積み重なってくるのです。こうして得られる評価は偏りがなく公正です。そのような中でなりたい自分を目指す、すなわち自己実現を目指すべきだというのが私の考えです。
 
社員の自己実現のために、社内で具体的に取り組まれていることはありますか。
 当社の社員は、毎年1回、「私の自己実現シート」を作成しています。
 そして、「個人」「家庭」「会社」という3分野で目標を立てるのです。
 例えば「個人」の欄には、1年間の短期目標、3~5年をかけて達成すべき中期目標を記入します。こうして完成した自己実現シートを、毎週1回、2分間黙読してもらっています。人間は忘れやすいですからね。今朝もこれを行いました。
 
3つの理念、最後のひとつは何でしょうか。
 第三の理念は、「社会に対し貢献し、また社会から好感の持たれる社員の集まる会社であること」。
 よく週刊誌などで、急成長中の会社が取り上げられ、社長がインタビューに華々しく登場します。しかし、しばらくするとその会社に関する悪い噂がどこからともなく流れてきて、業績が悪化し、やがて消滅するケースがあります。私たちはこうした会社になってはいけないと常に考えており、社員にも話しています。
 私たちが目指すのは、社会から好感のもたれる人間が集まり、ゆっくりでいいので、お仕事を通じて一緒に成長させていただき、お客様に着実にファンになっていただく、これが理想です。


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